エストレヤに乗っているのが、個人的な理由で精神的に辛くなってきた頃。カブが盗難にあったときに、次の相棒を悩んでいた頃に見つけたゼルビスが未だにディーラーにあることを知り、数十キロある道のりを苦にもせず下見にいきました。
ちなみに、エストレヤのスペックに一切不満はありませんでした。カワサキ車特有のミッションチェンジ時の感覚も、そこまで嫌いじゃなかったです。シングルで遅いと言われがちでしたが、元からスピードをあまり出さない私にとっては加速時の振動が心地よくも感じていました。なので、本当に個人的な理由で乗り換えたいと考えていたわけです。
ディーラーへ行くと、店の端にポツンと停まっていました。一通り見て、何台かでこの一台を作っているであろうと言う事を把握しました。店員さんも、フレームナンバーで検索すると出荷時のカラーリングはシルバーですが、今は見ての通りブラックです。と、言っていましたし。しかし、タンクとシートがこすれている部分は赤くなっていたり。正直、かなりいわく付の車両でした。しかし、完全に私が一目ぼれ。エストレヤの下取交渉と値下げ交渉で、予定した予算内に収まったので乗り換える運びとなりました。
スーパーカブ、エストレヤとSOHC単気筒を乗り継いできた私にとってDOHC Vツインのゼルビスは完全に未知の領域でした。乗ってみて感じたのが、エストレヤよりもミッションがクロスしていて加速中に回転数があまり落ちません。回転数が落ちて、また上がっていく感覚や排気音が好きな私にとっては微妙です。また、かなり排気音が静かです。
カウルポケットやラゲッジボックスなどの、純正時の収納力は過去の二輪車の中で一番良いです。またアフターパーツのキャリアをつけて、リアボックスなどを積めば本当にツアラーです。
タンク容量16Lで燃費が今のところ25km/L前後だと思います。なので、長距離ツーリングでもかなりの安心感を覚えます。しかし、重心がかなり高くてエストレヤに比べシート幅が広く高いゼルビスはかなり不安定なように感じます。また、小回りが利かないです。
生産期間が長かったにも拘らず、人気があまりなかったためなのか専用アフターパーツがきわめて少ないです。もちろん、生産終了した車種なので仕方がないのですが。
◇ 詳細スペック
・エンジン
なし
・給排気
なし
・足回り
フロントタイヤ:BT-39(Bridgestone)
リアタイヤ:BT-45(Bridgestone)
フロントブレーキホース:ステンメッシュ(BUILD A LINE)
フロントブレーキパッド:赤パッド(Daytona)
リアブレーキパッド:赤パッド(Daytona)
・電装
スパークプラグCR8EH-9(NGK)
・外装
コンチハンドルステンレス(WM)
[ HONDA Factbook : XELVIS ]
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