■主な仕様変更・工程内容
▽XLR125Rのシリンダー換装
度重なる熱ダレに悩まされていたXL125Sさん。シリンダーのフィンが比較的短く、冷却効率が悪いんだろうなーって思っていた時に孫機に当たるXLR125Rのシリンダーがポン付けという噂を聞いてエンジンO/Hのついでに交換してもらうことに。・・・結論から言うと、ポン付けではないので注意です。
XL125SのシリンダーとXLR125Rのそれは、シリンダベース部分の長さ(高さ)が違います。記憶では1.8mmほど差が有り、XLR125Rの方が長いです。シリンダーのベースパッキンがXL125Sはメタル+銅+メタルの層になっている分厚いものに対し(元は紙パッキンだったけど同じPNで注文するとこれが現在では届く)、XLR125Rはメタル一枚モノの薄いパッキンなのです。あとは、ピストンハイトの差でしょうね。
そんなこんなで、XLR125Rのシリンダー高さをXL125S純正と同じ高さまで加工していただきました。特注ですわね。
▽シリンダー・ピストンリングWPC+DLC加工
わざわざ追加工したのは、シリンダ内面とピストンリングの摩擦を抑えると言うのが目的なのですが・・・それはスピードを出したいからと言うよりは、摩擦が少ないって事は熱を発生し難いって事で熱ダレ対策、末永く乗っていきたいという気持ちの表れだったりします。こういう加工は体感できるタイプの人間ではないので、気持ち的な問題なのですよ(笑)
▽消耗品の交換
エンジン内部のベアリング類の交換と、クラッチプレート、シール類・・・あと、バルブシートが痛んでいたそうでその修正。あ、F&Rスプロケとチェーンもそうだし、カウンターシャフトも交換したね。
バイク屋さんまでは友人のXR250で送っていただきました。タンデムって、後ろの人本当に風を感じないんだねぇ。面白かった。
そして、79年式のバイクに中古の250ccバイクが買える(ヘタすりゃ車も買える)額の修理費をつぎ込んでしまった事を少しだけ後悔しつつも、なんだかんだコイツにまた乗られる事が嬉しかったりするのです。
慣らしを終えたら猿ヶ島、久しぶりに行くぞーッ!
ってことで、これからも宜しくバーニィさん!!
エンジンO/H Project : 3392.8km
[ K-5 DA 18-135mm F3.5-5.6ED AL [IF] WR ]