■今日の写真展について
わかめさんの写真展「wacamera - exhibition 2013」に行ってきました。感じることは多かったのですが、やっぱり思うのは女性の感性は卑怯だって事(笑) そこを!そうして!そうするのッ?!って思った。そして夕日の光のやわらかさの表現がすげーなって感じた。悪い意味じゃなく、広告とか商用的な?デザイン的な?写真を見たなって思った。万人に受け入れられるそんなカドのない写真でした。
~ここから友人との会話のメモ~
■プロとアマチュアと趣味の範囲の人
カメラと言う物が一般家庭にも浸透してきた昨今。一般向けのカメラでさえ高画質化が進み、プロカメラマンって何?という定義が難しくなってきたなって感じています。自分が思うプロカメラマンって言うのはクライアント(閲覧者)が求める写真or求められる写真を期限内に提供できる再現度の高い方を指すのだと思う。
プロカメラマン以外が全員アマチュアカメラマンかと言うとそうではないと思う。アマチュアの中でもプロカメラマンが撮れない様なミラクルを撮る事さえ環境が揃えば可能だったりする。そして、同じようなミラクルを起こした撮影者が二人いたとして一人はテーマを追っている最中にその写真を撮り、もう一人は偶然撮影したとすれば前者はアマチュアだし後者はただの撮影者でしかないと思う。何が言いたいかって、目的とする何かを考えられているかじゃないかなーって思うってこと。
■作品って?
友人に『瀬田にとって作品って何?』という質問を受けた。
写真って絵画と違って、ある意味ボタン一つで作品を切り出す事が可能だからこの定義はしっかりしなきゃいけないと昔から心に決めている定義がある。同じ作品をアウトプットする際に「作品撮影をする」ことを前提に撮影していたものは全部作品だと思うけど、偶然撮影した写真は作品として認められるべきでないと自分は考えています。
写真で言うと難しいから絵画で言うと、作品を描こうとキャンバスに向かって描いた絵はどんなに上手くても下手でも作品だし、練習に~と描いていたらとんでもなく上手く描けてしまった絵があったとしてもそれは作品ではない。そう思うのです。たぶん、百発打てば一発は当たるだろうみたいな作品制作がモノヅクリに対する態度として気に入らないのだと思う。
■撮影ポリシー?
私の撮影ポリシーは「作品制作 = 現場完結」なのです。
最近のプロ写真家は撮影してきたRAW写真データを家に帰ってからWBの調整やトリミングなどを行いアウトプットすると聞きますが、それって写真家って言えます??僕から見るとそれって写真加工家とでも言うべきかなと思ってます。家に帰って加工をするってことを前提に、その場でファインダーから見える被写体をおろそかにする人を写真家だと思わないし、カメラ好きとしてもカメラマンとして認められないかな。
ここで重要なのは、「細かい調整はラボで行おう」という前提で撮影するのは許せないけれど「カメラ側だけでは表現しきれないから○○という加工をするために今はここは××で撮ろう」という加工目的の撮影はOKという事。加工ありきがダメ。難しいね。
■まとめ
話していて気付いたのが、結局私にとって全てが結論ありきで行動できるかが重要なんだと感じた。やっぱり本気で向き合いたいよね。
・・・まとめられてねーよ!w
[ K-5 FA 43mm F1.9 Limited ]